Concept

アジア国際友好展 in Tokyo 2019 コンセプト

【 バックグラウンド】

グローバル化が進む現代において、東南アジアをはじめ、近接するアジアの国々は、地理的にも経済的にも重要な位置を占めている。しかし、一方で、アジアの美術文化について理解し対話する機会はとても限られてきた。本シンポジウムは、第一にアジアの芸術と文化について学問的な議論を行い、学術研究を主体に美術の専門家とともに対話を行うことが第一の目的としている。
日本とインドネシアは、同様の島嶼国家であり、その美術文化について共通する文化が存在する一方で、当然のことながら、芸術と文化の構築において相違点も存在する。アジア芸術文化協会は、日本をはじめ、インドネシアにおける学者や専門家が、舞台芸術、ビジュアルデザイン、メディア&テクノロジー、芸術教育などの分野で革新的な研究プロジェクトを発表する機会を提供することである。
現在までに、日本とインドネシアでは、アジア美術文化協会を中心に、両国での美術交流が実施されている。本展は、日本との美術文化を通じ友好関係を構築するために、展示、シンポジウム(学術発表)、美術展、ワークショップのアートコラボレーションなど、幅広いトピックと活動を実施し、キュレーター、講師、美術教育者、美術学生との密接な対話を行う。

【目標】

本展の主な目的は、アジア芸術文化について対話を行い、以下の示すパラダイムについて目標の達成を希求とする。

1.アジアの芸術文化遺産に基づいた異文化理解と同時に対話を通じ、新しいパラダイムの導入と提案。
⒉ アジアの芸術と文化について共通性と差異について、議論と対話。
3.日本の芸術文化研究における研究プロジェクトの拡大。
4.アジアにおける視覚芸術遺産に関する議論、開発及び促進。
5.アジアにおける表象文化についての研究の拡大。
6.視覚芸術、伝統的なメディアと技術、アジアの他の文化問題の分野における共同研究プログラムと交流展プログラムの推進。
7.日本インドネシア友好展2017カタログ掲載、アジア芸術文化協会との共同協力。

【アジア美術文化についての対話】
アジアにおける芸術文化遺産および、異文化間の対話に関するアイデアを提案し発見するために、本シンポジウムでは、(1)異文化間の対話と舞台芸術の新しいパラダイム(2)東南アジアの視覚芸術における異文化間の対話(3)伝統的なメディアにおける異文化間の対話と認識文化の変容(4)異文化間の対話、新しい芸術学の視点。アジア芸術文化協会で議論されるトピックの範囲は、以下を含むがこれに限定されない。


【アジア美術文化理解へのプログラム】
Ⅰ.  シンポジウム
Ⅱ.  展示
Ⅲ. アーティスト・トーク
Ⅳ. ワークショップ
Ⅴ. コラボレーションイベント


【アジア美術文化 シンポジウム 活動内容】
パラレル・セッションⅠ(シンポジウム)、パラレル・セッションⅡ(展覧会)パラレル・セッションⅢ(アーティスト・トーク)、パラレル・セッションⅣ(ワークショップ)パラレル・セッションⅤ(コラボレーションイベント)以上5つのセッションを構築する。

アジア国際友好展実行委員会より