アジア国際友好展2017  シンポジウム講演

■「アジア国際友好展2017」ーシンポジウム講演についてー

写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017
Symposium ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

「アジア国際友好展2017 シンポジウム」 《多様なるアジアー伝統/革新 ニューメディアートへの融合》・・・

 2017年7月22日(土)、《アジア国際友好展2017-クロスアジア・クロスアイデンティティ-》をテーマとした展覧会場内において、日本とアジアの作家によるシンポジウムが開催された。

 日本側のスピーカーは、美術家、ホログラムアートの第一人者として著名な石井勢津子氏である。『芸術表現メディアとしてのホログラフィー』と題し、ホログラムの歴史、ご自身のホログラムを使用し制作された作品紹介、ならびに国内、海外の展覧会で発表されたホログラムのインスタレーション作品について、スライド写真を引用し、詳細に解説が行われた。

 一方、インドネシア側のスピーカーは、陶芸家、インドネシア芸術文化大学バンドゥン校で教鞭をとる、デ二・ヤナ氏である。『インドネシアの伝統陶芸村』と題し、インドネシアの西ジャワのプラレット陶芸村について、ご自身で撮影したビデオなどを交えながら、楽しく解説が行われた。

写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017
Symposium ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space


《多様なるアジア、伝統、革新、ニューメディアート》をテーマとし、1時間30分をかけたアジア国際友好展シンポジウム会場では、発表後に、質疑応答の時間が設けられた。

 芸術表現メディアとしてのホログラフィーについて、解説をなさった石井勢津子氏に、インドネシアの美術研究者よりホログラムのメディアについての質問が寄せられた。

 一方、デ二・ヤナ氏は、ご自身が日本に滞在中、名古屋県、常滑市を訪れ、常滑焼の工房を見学した経緯が語られた。この内容を踏まえ、日本とインドネシアの陶芸技術の相違、具体的には、陶土、釜や焼成方法、釉薬などについて質問が多く寄せられた。

 本展覧会は、インドネシア芸術文化大学バンドゥン校、アートリンク、デ・ダダ・ドゥータ・ジャカルタ、アジア美術文化協会、ギャラリー明日夢アートスペース、森羅万象実行委員会の共催のもと開催されている。

 本年度は、協賛として、石井勢津子氏が所属するホログラフィック・ディスプレイ・研究会(Holographic Display Artists and Engineers Club)が加わり、HODIC研究会を取り仕切る、日本大学理工学部、吉川浩教授、理事の岸本 康 氏、檜山茂雄氏、石川洵氏をはじめ多くの関係者がシンポジウムに賛同した。

《多様なるアジア、伝統、革新、ニューメディアート》というタイトルにあるように、《陶芸》と《ホログラフィー》という、アジアにおける貴重な美術文化について学ぶ貴重な機会となった。

《報告―アジア国際友好展実行委員会》


写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Symposium ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space

写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Symposium ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”


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ENGLISH

■Asia International Friendship Exhibition 2017ーSymposium

【Date】2017.7.22(Sat) Open Reception 12:30-

【Theme】 Diversity of Art in Asia : tradition/ innovation and fusion into new         media and contemporary art
【Speaker】 Dr.Setsuko Ishii(Artist / holography art) (Japan)
      “Holography as an Art Media”
【Speaker】 Prof.Deni Yana (Artist / Ceramic Artist) (Indonesia/ISBIbandung)
      “Ceramic village in Indonesia :the case of Plalet village - ”

【Place】Eco gallery Shinjuku 2-11-4, Nishishinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo, Japan,
     zip 160-0023
【Access】 http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html
【Application for participation】aacaasia@gmail.com

【Co-Symposium  AACA and ISBIbandung】

 


 


2017年08月25日