アジア国際友好展2017 メインビジュアルが決定しました。

Asia International Friendship Exhibition 2017 PosterⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 

《アジア国際友好展2017 展覧会ポスター》

 2017年度 《アジア国際友好展2017》のメイン・ビジュアルに国立インドネシア芸術文化大 バンドゥン校 ファインアートコースに所属するサーモン・ムバロック・プトラプラダナ(Salmon Mubarok Putra Pradana), “CGI-Hudoq(シージーアイ・フドック)”(Oil Color Painting on Canvas, Size 60cm x 70cm, 2017)に決定した。


 この作品のタイトルにある,CGI (シージーアイ)とは,Common Gateway Interface (コモン・ゲートウェイ・インターフェース)の略である。Hudoq(フドッグ)とは,インドネシアのカリマンタン島に住む、ダヤック族が通過儀礼に使用する仮面の総称である。現代風の女性がフドッグの仮面をまとい,ここに若きアーティストが意図するCGI(何らかの動的なアクション,リアルタイムのコミュニケーション)の世界観が表現されている。この作品には,展覧会のメインテーマである《クロス・アジア・クロス・アイデンティティ》を示唆し,同時にインドネシアの美術の多様性を表現する作品である。


 インドネシア共和国(インドネシア語: Republik Indonesia)は,東南アジアに位置する大小1万5千の島々により構成された島嶼国家であり,多民族国家として建国された。現在でもインドネシアには,ジャワ族,スンダ族,ダヤック族,バリ族,アンボン族というように,およそ300以上の異なる民族から構成されている。そして,各々の民族は,固有の慣習や伝統を有してきた。


 展覧会の当日,メインポスターとなったサーモンの作品は,アジア国際友好展2017のオープニングを華やかに彩り,多くの観覧者がサーモン・ムバロック・プトラプラダナの制作した3つの連作,“CGI-Hanuman(シージーアイ・ハヌマーン)”“CGI-Hudoq”“CGI-Ranga(シージーアイ・ランガ)”に魅了された。


 アジア招致キュレーターであるアグス・チャハヤナ氏は,これらの作品はインドネシア現代アートが保持する多様性であると述べている。今回のポスターに選出されたサーモン・ムバロック・プトラプラダナの一連の作品は,インドネシアの伝統文化を見事に現代アートへ融合した秀作といえる。
 
 本展覧会は,アジア美術文化協会(AACA)の主催のもと,国立インドネシア芸術文化大学 美術デザイン学科 ファインアートコース(ISBI Bandung Faculty Art and Design Fine art course),アートリンク(ARTLINC)とギャラリー明日夢アートスペース(Gallery Asumu Art Space)森羅万象実行委員会(Committee of Shinrabanshou)との共催により実施されており,日本の作品は「多様なる日本の美術―伝統/革新,そして,現代アートへの融合」とテーマづけられている。


 インドネシアと日本に共通するキーワードが多様性であり,アジアにおける共通の美術文化について対話をすることが本展覧会の目的でもある。《仮面》というアジアに共通するテーマから,見事にインドネシアのアイデンティティを表現した若き作家の一連の作品は,アジア国際友好展にメイン・ビジュアルとしてふさわしい,シンボリックな作品となった。


《報告―アジア国際友好展実行委員会》


写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017
OpeningⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 

 


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アジア国際友好展2017のメインビジュアルが決定しました。

TITLE:CGI-Hidoq
Name:Salmon Mubarok Putra Pradana,
Media:Oil Color Painting on Canvas,
Size 60cm x 70cm, 2017,
Indonesia Bandung

国立インドネシア芸術文化大学バンドゥン校ファインアートに所属するサーモン・ムバロック・プトラ・パンドラ(Salmon Mubarok Putra Pradana)さんの秀作です。本年度は、国立インドネシア文化芸術大学ファインアート学科より代表キュレーターのアグス・チャハヤナ氏をはじめ、4名の講師と11名の学生たちが本展に参加します。アジア国際友好展は、インドネシアの作家たちとの共催によるコラボレーション展となります。2日間という短い会期ですが、アジアと作家と直接交流ができる貴重な機会です。皆様のご参加、心よりお待ちしております。
【会期】2017年7月22日(土)-23日(日)
【会場 】 エコ・ギャラリー新宿 1階展示会場
【住所】〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-11−4
【アクセス】 http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html
【お問い合わせ 】aacaasia@gmail.com
【プログラム】1.オープニング(インドネシア舞踏)2.シンポジウム 3.アーティスト・トーク アジアと日本のアーティストたちによるコラボレーション展示+美術文化交流イベント 4.インドネシア伝統美術ワークショップ 5.ワンピ―ス・コラボレーション・イベント

【公式ウェブサイト】http://galleryasumu.heteml.jp/aacasia.link/asia_International_friendship_exbibition_2017_cross_asia_cross_identity/index.html

【主催】 AACA(アジア美術文化協会) 
【共催】ISBI Bandung Faculty Fine Art and Design , Art LINC, de Dada Bintaro Jakarta ,SENI.CO.ID, Gallery Asumu Art Space, Committee of Shinrabanshou
【招致団体】Holographic Display Artists and Engineers Club ,ASIAGRAPH CG Art Gallery 
【協賛企業】 PT.Krame Yudha Tiga Berian Motors,Garuda Indonesisa,Indonesia Travel Agency,ALPHA BUG Inc.Tanaka Kinkado,




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2017年08月25日