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アジア国際友好展2017  シンポジウム講演

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■「アジア国際友好展2017」ーシンポジウム講演についてー

写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017
Symposium ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

「アジア国際友好展2017 シンポジウム」 《多様なるアジアー伝統/革新 ニューメディアートへの融合》・・・

 2017年7月22日(土)、《アジア国際友好展2017-クロスアジア・クロスアイデンティティ-》をテーマとした展覧会場内において、日本とアジアの作家によるシンポジウムが開催された。

 日本側のスピーカーは、美術家、ホログラムアートの第一人者として著名な石井勢津子氏である。『芸術表現メディアとしてのホログラフィー』と題し、ホログラムの歴史、ご自身のホログラムを使用し制作された作品紹介、ならびに国内、海外の展覧会で発表されたホログラムのインスタレーション作品について、スライド写真を引用し、詳細に解説が行われた。

 一方、インドネシア側のスピーカーは、陶芸家、インドネシア芸術文化大学バンドゥン校で教鞭をとる、デ二・ヤナ氏である。『インドネシアの伝統陶芸村』と題し、インドネシアの西ジャワのプラレット陶芸村について、ご自身で撮影したビデオなどを交えながら、楽しく解説が行われた。

写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017
Symposium ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space


《多様なるアジア、伝統、革新、ニューメディアート》をテーマとし、1時間30分をかけたアジア国際友好展シンポジウム会場では、発表後に、質疑応答の時間が設けられた。

 芸術表現メディアとしてのホログラフィーについて、解説をなさった石井勢津子氏に、インドネシアの美術研究者よりホログラムのメディアについての質問が寄せられた。

 一方、デ二・ヤナ氏は、ご自身が日本に滞在中、名古屋県、常滑市を訪れ、常滑焼の工房を見学した経緯が語られた。この内容を踏まえ、日本とインドネシアの陶芸技術の相違、具体的には、陶土、釜や焼成方法、釉薬などについて質問が多く寄せられた。

 本展覧会は、インドネシア芸術文化大学バンドゥン校、アートリンク、デ・ダダ・ドゥータ・ジャカルタ、アジア美術文化協会、ギャラリー明日夢アートスペース、森羅万象実行委員会の共催のもと開催されている。

 本年度は、協賛として、石井勢津子氏が所属するホログラフィック・ディスプレイ・研究会(Holographic Display Artists and Engineers Club)が加わり、HODIC研究会を取り仕切る、日本大学理工学部、吉川浩教授、理事の岸本 康 氏、檜山茂雄氏、石川洵氏をはじめ多くの関係者がシンポジウムに賛同した。

《多様なるアジア、伝統、革新、ニューメディアート》というタイトルにあるように、《陶芸》と《ホログラフィー》という、アジアにおける貴重な美術文化について学ぶ貴重な機会となった。

《報告―アジア国際友好展実行委員会》


写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Symposium ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space

写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Symposium ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”


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ENGLISH

■Asia International Friendship Exhibition 2017ーSymposium

【Date】2017.7.22(Sat) Open Reception 12:30-

【Theme】 Diversity of Art in Asia : tradition/ innovation and fusion into new         media and contemporary art
【Speaker】 Dr.Setsuko Ishii(Artist / holography art) (Japan)
      “Holography as an Art Media”
【Speaker】 Prof.Deni Yana (Artist / Ceramic Artist) (Indonesia/ISBIbandung)
      “Ceramic village in Indonesia :the case of Plalet village - ”

【Place】Eco gallery Shinjuku 2-11-4, Nishishinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo, Japan,
     zip 160-0023
【Access】 http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html
【Application for participation】aacaasia@gmail.com

【Co-Symposium  AACA and ISBIbandung】

 


 


2017年08月25日

アジア国際友好展2017 アーティストトーク

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写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017
Artist TalkⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

《アジア国際友好展2017 展示部門》

 2017年7月22日(土)-23日(日)東京,エコ・ギャラリー新宿にて,《アジア国際友好展2017》が開催された。本展覧会は,≪クロス・アジア・クロス・アイデンティティ≫をメインテーマとし,インドネシアと日本のアーティスト,そして,大学・教育機関に所属する両国の講師と学生らの作品およそ130点が会場内に展示された。本年度は,インドネシア舞踊のオープニングから開始し,シンポジウム,アーティスト・トーク,インドネシア伝統美術文化体験ワークショップ,ワンピ―ス・コラボレーションが行われ,アジアと日本のアーティストたちによるコラボレーション展示と美術文化交流イベントが実施された。

 展示部門では,インドネシア文化芸術大学バンドゥン校(Institut Seni Budaya Indonesia Bandung)ファインアート学科より,デ二・ヤナ氏(Deni Yana),アグス・チャハヤナ氏(Agus Cahyana),ザイニ・アリフ氏(Zaini Alif),ワンダ・リスティアナ氏(Wanda Listiani)の講師作品,そして,本学科に所属する学生11名,アセップ・ミフタフル・ファーラー(Asep Miftahul Falah),シャンディー・ティサ・プラタマ(Sandy Tida Pratama),ヌフィカ・フィトリ(Nufika Fitri), アリス・マウラナ(Aris Maulana),ダニ・ウィルダン・ヌガハ(Dani Wildan Nugraha),アラン・サロス(Alan Saros),アンドリ・ムアマール・シディック(Andri Mu'amar Sidik),ベン・アイ・フール・イブヌ・サリム(Ben Al Hur Ibnu Salim),ビル・アウリア・ビルル・ワリダイン(Biru Aulia Birrul Walidain),ムハンマド・ファリザル・リスキー(Muhammad Fahrizal Rizki),リズキー・ヤヌア・セティア・デビィ・プトラ(Rizky Yanuar Setia Dwi Putra),並びにデ・ダダ・ビンタロ・ジャカルタ(de Dada Bintaro Jakarta)より,チャンドラ・マウラナ(Chandra Maulana),フィフィ・ラハミー・オクティニ(Fifi Rahmi Oktini),ヤニ・ファトマワティ(Yeni Fatmawati),エドウィン・マカリム・ヤヌアール(Edwin Makarim Yanuar)の4名のアーティストも参加した。

 《多様なるインドネシアの現代アート(The diversity of Indonesian contemporary art ) と題し,アジアからの作品およそ60点の作品がアジア国際友好展のアジア招致キュレーターであるアグス・チャハヤナ氏(Agus Cahyana / Asia invitation Curator)により紹介された。 また,日本の作品は《多様なるアジアの美術-伝統/革新,そして,現代アートへの融合》とテーマづけられ,石井勢津子氏,美術家(ホログラフィーアート),アジア美術文化協会より,水谷 靖 (能面/ 共立女子大学名誉教授),檜山 茂雄(ホログラフィー映画 ),水田 泉(彫塑),鈴木 啓正 (絵画),斎藤 邦彦(写真)5名の作家,ギャラリー明日夢アートスペースより ,石川 洵(ホログラフィー ),水落志津果(七宝),河野 修二(写真),大山 伊津貴(グラフィック) ,大内 拓(グラフィック),松嶋かおり(アニメーション),小松崎 量介(グラフィック),佐々木 幸太(パステル),佐野 くるみ(絵画),服部 芽生(イラスト),奥谷 優美(イラスト)斎藤 美和(彫塑),下村 勇貴(写真),山森 冬美(絵画),鈴木 輝彦(ペン画)16名の作家,森羅万象実行委員会より,大熊 桃佳, 荒川 理,神田 まりさ ,嶋 智瑛理 ,舟久保 彩音 ,大田 葵 ,太田 茜,大塚 理玖,吉岡 春野 ,松本 美湖,安川 ヨアンナ ,山内 彩愛,三浦 拓也11名の学生作品が展示された。

 本展覧会への協賛展示として,吉川 浩 (ホログラフィー/ 日本大学理工学部教授 ),喜多見 康 (グラフィック / ASIAGRAPH CG Art Gallery 会長,文京学院大学コンテンツ多言語知財化センター長 兼 同大学経営学部教授),アジア美術文化協会の招致アーティストとして,山田 猛(テンペラ),田岡 正臣(人形),中田 ナオト(陶芸),笹目舞(ドローイング),浜磨 悠子(版画) ,Applina(インスタレーション)などがインドネシアのアーティストとともに展示された。

《報告―アジア国際友好展実行委員会》

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■「アジア国際友好展2017」ーアーティスト・トークについてー

「アジア国際友好展2017」アーティスト・トークを下記の通り開催いたします。

テーマ『クロス・アジア+クロス・アイデンティティ2017』
国立インドネシア芸術文化大学 代表キュレーター:アグス・チャハヤナ(Curator:ISBIBandung/Agus Cahyana)
アジア美術文化協会 代表キュレーター:水田 泉(Curator:AACA/Mizuta Izumi)
日 時:2017年7月22日(土)12:30分 受付開始 
アーティスト・トーク:2017年7月22日(土)14時30分~15時30分
会場:エコ・ギャラリー新宿
〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-11-4(新宿中央公園内)    
アクセス:http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html

出展予定作家 作家敬称

【国立インドネシア美術文化大学バンドゥン校】
・デ二・ヤナ(Deni Yana Kosasih)
・アグス・チャハヤナ(Agus Cahyana)
・ムハメッド・ザイニ―・アリフ(Mohamad Zaini Alif)
・ワンダ・リスティア二(Wanda Listiani)

【大学生】
・アセップ・ミフタフル・ファーラー(Asep Miftahul Falah)
・シャンディー・ティサ・プラタマ(Sandy Tida Pratama)
・ ヌフィカ・フィトリ(Nufika Fitri)
・ アリス・マウラナ(Aris Maulana)
・ダニ・ウィルダン・ヌガハ(Dani Wildan Nugraha)
・アラン・サロス(Alan Saros)
・ アンドリ・ムアマール・シディック(Andri Mu'amar Sidik)
・ベン・アイ・フール・イブヌ・サリム(Ben Al Hur Ibnu Salim)
・ビル・アウリア・ビルル・ワリダイン(Biru Aulia Birrul Walidain)
・ムハンマド・ファリザル・リスキー(Muhammad Fahrizal Rizki)
・リズキー・ヤヌア・セティア・デビィ・プトラ(Rizky Yanuar Setia Dwi Putra)

【日本側出展作家】作家敬称

【日本招致アーティスト】作家名 敬称略
・石井勢津子 (Ishii Setsuko) 美術家(ホログラフィーアート)Artist (holography art)

【大学関連】作家名 敬称略
・水谷 靖 (Prof. Mizutani Yasushi) (能面/ 共立女子大学文芸学名誉教授)(Japanese Noh Mask/ Kyouritsu Woman’s University Faculty Art and Letters)
・喜多見 康 (Prof.Kitami Yasushi) グラフィック / ASIAGRAPH CG Art Gallery 会長、文京学院大学コンテンツ多言語知財化センター長 兼 同大学経営学部 教授(Chairman ASIAGRAPH CG Art Gallery ,Dean of Contents and Marketing Center and Bunkyo Gakuin University Faculty of Business Administration)
・吉川 浩 (Prof.Yoshikawa Hiroshi) ホログラフィ/ 日本大学理工学部 教授 (Holography/ College of Science & Technology, Nihon University)

【日本側 研究者・美術教育・アーティスト・デザイナー・アニメーター・写真家等 】作家名 敬称略
・石川 洵 (Ishikawa Jun) ホログラフィー (Holography)
・檜山 茂雄 (Hiyama Shigeo) ホログラフィー映画(Holographic Movie)
・山田 猛 (Yamada Takeshi) テンペラ (Temperare)
・田岡 正臣 (Taoka Masaomi) 人形(Doll)
・水田 泉 (Mizuta Izumi) 彫塑 (Modeling)
・中田 ナオト(Nakada Naoto) 陶芸(Ceramic)
・笹目 舞(Sasame Mai)ドローイング(Drawing)
・鈴木 啓正 (Suzuki Hiromasa) 絵画 (Painting) 
・斎藤 邦彦(Saito Kunihiko) 写真 (Photo)
・水落志津果(Mizuochi Shizuka)七宝(Japanese Sippo Enamel)
・Appline(Appline),インスタレーション(Installation)
・波磨 悠子(Hama Yuko) 版画 (Printmaking)
・河野 修二(Kawano Shuji) 写真 (Photo)
・大山 伊津貴(Ooyama Itsuki) グラフィック (Graphic)
・大内 拓(Ouchi Taku) グラフィック (Graphic)
・松嶋 かおり(Matsushima Kaori)アニメーション(Animation)
・小松崎 量介(Komatsuzaki Ryousuke) グラフィック(Graphic)
・佐々木 幸太(Sasaki Kota) パステル(Pastel)
・平 曜(Taira Hikari) 照明 (Lighting)
・佐野 くるみ(Sano Kurumi) 絵画(Painting)
・服部 芽生(Hattori Mei)イラスト(Illustration)
・奥谷 優美(Okutani Yuuni) イラスト(Illustration)
・斎藤 美和(Saito Mika) 彫塑 (Modeling)
・稲葉 あゆみ(Inaba Ayumi) 絵画(Painting)
・下村 勇樹(Shimomura Yuki) 写真(Photo)
・鈴木 輝彦(Suzuki Teruhiko)イラスト(Illustration)
【日本側 学生】
・大熊 桃佳 (Okuma Momoka)
・荒川 理(Arakawa Osamu)
・神田 まりさ(Kanda Marisa)
・嶋 智瑛理(Shima Chieri)
・舟久保 彩音(Funakubo Ayane)
・大田 葵(Oota Aoi)
・太田 茜(Oota Akane)
・大塚 理玖(Otsuka Riku)
・吉岡 春野(Yoshioka Haruno)
・松本 美湖(Matsumoto Miko)
・安川 ヨアンナ(Yasukawa Yoanna)
・山内 彩愛(Yamauchi Ayame)
・三浦 拓也 (Miura Takuya)他

申し込み:アジア国際友好展2017 アーティストトーク参加希望と明記の上 
email:aacaasia@gmail.com まで、お名前と参加人数をお知らせください。
参加費無料、会員以外の皆様もどうぞご参加ください。



英語】

【Asia International Friendship Exhibition 2017:Cross Asia Cross Identity】

【Artist Talk】14:30ー(Sat)22.July.2017
【Curator】Agus Cahyana (ISBI Bandung)
【Curator】Mizuta Izumi (AACA Japan)
【Theme】Cross Asia Cross Identity
【Place】Eco gallery Shinjuku 2-11-4, Nishishinjuku, Shinjuku-ku, Tokyo, Japan,      zip 160-0023
【Access】 http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html
【Application for participation】aacaasia@gmail.com


【Invitation Asian Artist】
・Deni Yana (ISBI Bandung) 
・Agus Cahyana(ISBI Bandung) 
・Mohamad Zaini Alif(ISBI Bandung) 
・Wanda Listiani(ISBI Bandung) 
・Didit Endriawan(Telkom University)
・Teddy Ageng Maulana(Telkom University)
・Chandra Maulana(de Dada Bintaro Jakarta)
・Fifi Rahmi Oktini(de Dada Bintaro Jakarta)
・Yeni Fatmawati(de Dada Bintaro Jakarta)
・Edwin Makarim Yanuar(de Dada Bintaro Jakarta)
・Andi Sopiandi(SENI.CO.ID)

【Invitation Youngest Artist】
・Asep Miftahul Falah (ISBI Bandung) 
・Sandy Tisa Pratama (ISBI Bandung) 
・Nufika Fitri (ISBI Bandung) 
・Widi Rahayu (ISBI Bandung) 
・A.K Patra Suwanda (ISBI Bandung) 
・Moch. Widhi NRS (ISBI Bandung) 
・Andri Mu’amar Sidik (ISBI Bandung) 
・Aris Maulana (ISBI Bandung) 
・Alan Saros (ISBI Bandung) 
・Ben Al Hur Ibnu Salim (ISBI Bandung) 
・Biru Aulia Birrul Walidain (ISBI Bandung) 
・Dani Wildan Nugraha (ISBI Bandung) 
・Muhammad Fahrizal Rizki (ISBI Bandung) 
・Rizky Yanuar Setia Dwi Putra (ISBI Bandung) 
・Salmon Mubarok Putra Pradana (ISBI Bandung) 
・Bella Havana Yushindianti(ISBI Bandung) 
・Ike Shorea Kusuma(Telkom University)
・Firdausya Amalia M(Telkom University)
・Muhammad Iqbal Fauzi(Telkom University)
・Ihsan Addhya Prista(Universitas Kristen Maranatha)

【Support by】
・ISBI Bandung Faculty fine art and design,
・ARTLINC,
・de Dada Bintaro Jakarta,
・SENI.CO.ID,
・PT.krama Yudha Tiga Berlian Motor,
・Garuda Indonesia,
・Asia Art and Culture Association in Japan,
・Gallery Asumu Art Space,
・Committee of Shinrabanshou,
・Holographic Display Artists and Engineers Club,
・ASIAGRAPH CG Art Gallery,
・Indonesia Travel Agency
・alpha-bug,
・Tanaka Kinkado,


 

 

2017年08月25日

アジア国際友好展2017 インドネシア伝統美術体験ワークショップ

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写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017
WorkshopⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 2017年7月23日(日)11時より,アジア国際友好展の会場内で、国立インドネシア芸術文化大学の学生たちが講師を務めるワークシップが開催された。参加者は、主に都内の高校に通う高校生をはじめ,日本側の作品出展者とその知り合いが中心である。
 
 ルキス・カチャ(Lukis Kaca)の名称で親しまれるガラス絵は,インドネシアの中でも特に西ジャワを代表する伝統美術として知られている。本ワークショップでは, 用意されたガラスのフレームに黒いペンで下描きを行い,その上に丁寧に着彩を重ね,参加者全員,素晴らしいガラス絵が完成した。

 そして、ワークショップ終了後,日本側の出展者が中心となり,ワンピース・コラボレーションのイベントが行われた。ワンピース・コラボレーションのワンピースとは、ポストカードサイズの小さな作品を展示し、お互いの作品を鑑賞した後に、アジアの作家と直接作品交換を行うイベントである。
 
 会場内には、都立高校の学生の作品、出展者の作品をはじめ500枚を超えるポストカードサイズのワンピース作品が準備された。本年度のワンピース・コラボレーションは、平面の作品だけでなく,立体のワンピース作品も出展され,アジアからのアーティストたち1人1人に作品紹介と展覧会参加への感謝を込めて,制作者からアジアの作家たちへ作品が手渡しされた。

 また、本年度、アジア国際友好展の協賛企業としてご賛同いただいた、田中キンカ堂の畔川氏より、アジアからのアーティスト全員にスケッチブックと絵の具の一式のセットが贈呈された。

 アジア国際友好展のフィナーレを飾るにふさわしい,心温まるコラボレーションとなり,日本とアジアの作家がひとつになったイベントであった。

《報告―アジア国際友好展実行委員会》


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クロス・アジア+クロス・アイデンティティ・コラボレーション・イベント 

■日時:2017年7月23日(日)10時30分〜16時00分
■会 場 : エコ・ギャラリー新宿 1階 展示会場
■住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-11−4
■アクセス:http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html

Ⅳ. インドネシア伝統美術文化体験ワークショップ

2017年7月23日(日)10時30分 受付開始

インドネシア美術文化体験ワークショップ:11時から12時30分まで
   
1.インドネシア・バティック体験 バティック(Batik)とは、インドネシアを代表する伝統美術であり、チャンチンといわれる工具を用いて、文様を防染するロウケツ染めの技法が有名です。本ワークショップでは、インドネシア文化芸術大学の学生たちを講師に招き、会場内で手描きバティックの基礎となる様々な文様について学び、オリジナルバティックのデザイン制作を行います。

2.インドネシア・ガラス絵体験 ルキス・カチャ(Lukis Kaca)の名称で親しまれるガラス絵は、インドネシアの中でも特に西ジャワを代表する伝統美術として知られています。本ワークショップでは、インドネシア文化芸術大学の学生たちを講師に招き、会場内でガラス絵の体験ワークショップを実施します。

参加費:1500円 材料費込み予約定員制:人数が多い場合は抽選になります。
申し込み:galleryasumu@hotmail.com      
バティック、ガラス絵、いづれかをご明記いただきお名前と参加人数をお知らせください。
お問い合わせ:アジア国際友好展実行委員会 担当 水田

 



2017年08月25日

アジア国際友好展2017 ワンピースコラボレーションイベント

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写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017WorkshopⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 2017年7月23日(日)アジア国際友好展の会場内で、国立インドネシア芸術文化大学の学生たちが講師を務めるワークシップが開催された。

 ワークショップ終了後,日本側の出展者が中心となり,ワンピース・コラボレーションのイベントが行われた。

 ワンピース・コラボレーションのワンピースとは、ポストカードサイズの小さな作品を展示し、お互いの作品を鑑賞した後に、アジアの作家と直接作品交換を行うイベントである。

 会場内には、都立高校の学生の作品、出展者の作品をはじめ500枚を超えるポストカードサイズのワンピース作品が準備された。本年度のワンピース・コラボレーションは、平面の作品だけでなく,立体のワンピース作品も出展され,アジアからのアーティストたち1人1人に作品紹介と展覧会参加への感謝を込めて,制作者からアジアの作家たちへ作品が手渡しされた。

 また、本年度、アジア国際友好展の協賛企業としてご賛同いただいた、田中キンカ堂の畔川氏より、アジアからのアーティスト全員にスケッチブックと絵の具の一式のセットが贈呈された。アジア国際友好展のフィナーレを飾るにふさわしい,心温まるコラボレーションとなり,日本とアジアの作家がひとつになったイベントであった。

《報告―アジア国際友好展実行委員会》

 

写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017WorkshopⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space

 

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Ⅴ.ワンピース・コラボレーション・イベント
アジアの若手作家との対話とワンピース共同制作プロジェクト
■2017年7月23日(日)13時30分~15時00分
■会 場 : エコ・ギャラリー新宿 1階 展示会場
■住所:〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-11−4
■アクセス:http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.htm

内容: ワンピースコラボレーションとは、会場にオリジナル・ピースの小さな平面作品を持ち寄り、インドネシアと日本の若手作家たちを中心にギャラリートークを行います。会場に展示された作品は、展覧会最終日、アジアの作家を交えながら、展覧会の参加者たちで、直接、作品交換を行います。

【 国立インドネシア美術文化大学バンドゥン校 若手アーティスト 】1.アセップ・ミフタフル・ファーラー 2.シャンディー・ティサ・プラタマ 3.ベラ・ハヴァナ・ユーシンディアンティ 4.アンドリ・ムアマール・シディック 5.アリス・マウラナ 6.アラン・サロス 7.ベン・アイ・フール・イブヌ・サリム 8.ビル・アウリア・ビルル・ワリダイン 9.ダニ・ウィルダン・ヌガハ 10.ムハンマド・ファリザル・リスキー 11.リズキー・ヤヌア・セティア・デビィ・プトラ

【コラボレーションイベント日】2017年7月23日(日)13:00より

【作品搬入日】 2017年7月21日(金)13:00~15:00まで(時間厳守)
※搬入に参加できない方は、事前に作品データーを送付ください。galleryasumu@hotmail.comまでお問合せください。

▶ Consept ワンピースコラボレーションとは、会場内にオリジナル・ピースの小さな平面作品を持ち寄りアジアの若手作家と一緒に共同で一枚の大きな作品を完成させていきます。

▶ About Art Work 作品サイズは、はがきサイズ以上、A4サイズ以内の限定し、手描きの作品、写真、グラフィックなどの平面に作品に限定します。展示の際、作品は全て透明の袋に入れ、汚れないようにしてから展示作業を行います。作品の裏面に、ご自身のメールアドレスやメッセージなどを入れることが出来ます。作品は、オリジナルピースの作品であればジャンルは問いません。

▶ One Piece Collaboration会場に展示された作品は、ワンピ―スコラボレーションイベントの日、アジアの若手作家を交えながら交流とイベントを実施し、イベントの参加者たちを中心に、直接、作品交換を行います。アジアの作家が作品を手にとれば、あなたの作品が海を越えて、作品が海外へ渡ります。

【申し込み】ワンピース・コラボレーション希望と明記の上、   galleyasumu@hotmail.com よりお申込みください。

【参加費】 1500円 予約定員制 人数が多い場合はメールにて返信いたします。

【お問いあわせ】アジア国際友好展実行委員会
代表メール: galleryasumu@hotmail.com
担当 水田


2017年08月25日

アジア国際友好展2017 メインビジュアルが決定しました。

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Asia International Friendship Exhibition 2017 PosterⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 

《アジア国際友好展2017 展覧会ポスター》

 2017年度 《アジア国際友好展2017》のメイン・ビジュアルに国立インドネシア芸術文化大 バンドゥン校 ファインアートコースに所属するサーモン・ムバロック・プトラプラダナ(Salmon Mubarok Putra Pradana), “CGI-Hudoq(シージーアイ・フドック)”(Oil Color Painting on Canvas, Size 60cm x 70cm, 2017)に決定した。


 この作品のタイトルにある,CGI (シージーアイ)とは,Common Gateway Interface (コモン・ゲートウェイ・インターフェース)の略である。Hudoq(フドッグ)とは,インドネシアのカリマンタン島に住む、ダヤック族が通過儀礼に使用する仮面の総称である。現代風の女性がフドッグの仮面をまとい,ここに若きアーティストが意図するCGI(何らかの動的なアクション,リアルタイムのコミュニケーション)の世界観が表現されている。この作品には,展覧会のメインテーマである《クロス・アジア・クロス・アイデンティティ》を示唆し,同時にインドネシアの美術の多様性を表現する作品である。


 インドネシア共和国(インドネシア語: Republik Indonesia)は,東南アジアに位置する大小1万5千の島々により構成された島嶼国家であり,多民族国家として建国された。現在でもインドネシアには,ジャワ族,スンダ族,ダヤック族,バリ族,アンボン族というように,およそ300以上の異なる民族から構成されている。そして,各々の民族は,固有の慣習や伝統を有してきた。


 展覧会の当日,メインポスターとなったサーモンの作品は,アジア国際友好展2017のオープニングを華やかに彩り,多くの観覧者がサーモン・ムバロック・プトラプラダナの制作した3つの連作,“CGI-Hanuman(シージーアイ・ハヌマーン)”“CGI-Hudoq”“CGI-Ranga(シージーアイ・ランガ)”に魅了された。


 アジア招致キュレーターであるアグス・チャハヤナ氏は,これらの作品はインドネシア現代アートが保持する多様性であると述べている。今回のポスターに選出されたサーモン・ムバロック・プトラプラダナの一連の作品は,インドネシアの伝統文化を見事に現代アートへ融合した秀作といえる。
 
 本展覧会は,アジア美術文化協会(AACA)の主催のもと,国立インドネシア芸術文化大学 美術デザイン学科 ファインアートコース(ISBI Bandung Faculty Art and Design Fine art course),アートリンク(ARTLINC)とギャラリー明日夢アートスペース(Gallery Asumu Art Space)森羅万象実行委員会(Committee of Shinrabanshou)との共催により実施されており,日本の作品は「多様なる日本の美術―伝統/革新,そして,現代アートへの融合」とテーマづけられている。


 インドネシアと日本に共通するキーワードが多様性であり,アジアにおける共通の美術文化について対話をすることが本展覧会の目的でもある。《仮面》というアジアに共通するテーマから,見事にインドネシアのアイデンティティを表現した若き作家の一連の作品は,アジア国際友好展にメイン・ビジュアルとしてふさわしい,シンボリックな作品となった。


《報告―アジア国際友好展実行委員会》


写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017
OpeningⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 

 


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アジア国際友好展2017のメインビジュアルが決定しました。

TITLE:CGI-Hidoq
Name:Salmon Mubarok Putra Pradana,
Media:Oil Color Painting on Canvas,
Size 60cm x 70cm, 2017,
Indonesia Bandung

国立インドネシア芸術文化大学バンドゥン校ファインアートに所属するサーモン・ムバロック・プトラ・パンドラ(Salmon Mubarok Putra Pradana)さんの秀作です。本年度は、国立インドネシア文化芸術大学ファインアート学科より代表キュレーターのアグス・チャハヤナ氏をはじめ、4名の講師と11名の学生たちが本展に参加します。アジア国際友好展は、インドネシアの作家たちとの共催によるコラボレーション展となります。2日間という短い会期ですが、アジアと作家と直接交流ができる貴重な機会です。皆様のご参加、心よりお待ちしております。
【会期】2017年7月22日(土)-23日(日)
【会場 】 エコ・ギャラリー新宿 1階展示会場
【住所】〒160-0023 東京都新宿区西新宿2-11−4
【アクセス】 http://www.shinjuku-ecocenter.jp/facilities/access.html
【お問い合わせ 】aacaasia@gmail.com
【プログラム】1.オープニング(インドネシア舞踏)2.シンポジウム 3.アーティスト・トーク アジアと日本のアーティストたちによるコラボレーション展示+美術文化交流イベント 4.インドネシア伝統美術ワークショップ 5.ワンピ―ス・コラボレーション・イベント

【公式ウェブサイト】http://galleryasumu.heteml.jp/aacasia.link/asia_International_friendship_exbibition_2017_cross_asia_cross_identity/index.html

【主催】 AACA(アジア美術文化協会) 
【共催】ISBI Bandung Faculty Fine Art and Design , Art LINC, de Dada Bintaro Jakarta ,SENI.CO.ID, Gallery Asumu Art Space, Committee of Shinrabanshou
【招致団体】Holographic Display Artists and Engineers Club ,ASIAGRAPH CG Art Gallery 
【協賛企業】 PT.Krame Yudha Tiga Berian Motors,Garuda Indonesisa,Indonesia Travel Agency,ALPHA BUG Inc.Tanaka Kinkado,




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2017年08月25日

アジア国際友好展2017 インドネシアのWEBニュースに取り上げられました。

http://seni.co.id/2017/06/22/fsrd-isbi-bandung-akan-gelar-
pameran-asian-international-friendship-exhibition-di-shinjuku
-eco-gallery-tokyo-jepang/ →WEBSITE

http://seni.co.id/2017/07/29/artlinc-isbi-bandung-
jamuan-minum-teh-tradisonal-jepang/ →WEBSITE

http://seni.co.id/2017/07/28
/artlinc-seni-murni-isbi-bandung-di-tokyo-jepang/ →WEBSITE

http://seni.co.id/2017/07/30/
artlinc-gelar-workshop-batik-canting-di-dwp-kbri-tokyo/ →WEBSITE

http://seni.co.id/2017/06/29/inilah-jadwal-
seniman-indonesia-di-shinjuku-eco-gallery-tokyo-jepang/ →WEBSITE


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2017年06月29日

アジア国際友好展2017 オープニング

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写真提供:ISBI Bandung /Asia International Friendship Exhibition 2017
OpeningⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

「インドネシア伝統舞踊!華やなるオープニングでスタート!アジア国際友好展2017 ・・・」
 

 2017.7.22(土)13時より,《アジア国際友好展2017のオープニング》が,東京のエコ・ギャラリー新宿にて行われた。本年度は,インドネシア大使館より副大使 ベン・プルカサ・ドラジャット氏(BEN PERKASA DRAJAT / Minister/ Deputy Chief of Mission )(図1)も出席し,アジア国際友好展のオープニング・セレモニーの主賓ゲストを務めた。

 オープニングは,国立インドネシア芸術文化大学(ISBI bandung)の4名の学生,ベン・アイ・フール・イブヌ・サリム(Ben Al Hur,Andri,M,S),アンドリ・ムアマール・シディック(Andri Mu'amar Sidik),アリス・マウラナ(Aris Maulana)ヌフィカ・フィトリ(Nufika Fitri)による素晴らしい歌と舞踏から開始され,日本の観客をはじめ,インドネシアからの参加者を魅了した。

 インドネシア大使館 副大使ベン・プルカサ・ドラジャット氏より,インドネシアと日本の友好展へのお祝いの挨拶を頂戴し,日大理工学部教授の吉川浩氏 ,アジア国際友好展 代表キュレーター水田泉 氏,アジア招致キュレーターアグス・チャハヤナ氏(Asia Invitation Curator: Agus Cahyana)より,本展覧会への謝辞とアジア国際友好展への展望などが語られた。

 アジア国際友好展は,2007年より開始された,日本とインドネシアの美術文化交流を基盤とし,美術展を介し両国の美術文化の紹介,学術の交流,そして,将来両国の美術を志す若者たちに向けての架け橋として開始した国際友好交流展である。

 本年度は,インドネシア文化芸術大学バンドゥン校(Institut Seni Budaya Indonesia Bandung)ファインアート学科より,デ二・ヤナ氏(Deni Yana),アグス・チャハヤナ氏(Agus Cahyana),ザイニ・アリフ氏(Zaini Alif),ワンダ・リスティアナ氏(Wanda Listiani)4名の講師と本学科に所属する学生11名,並びにデ・ダダ・ビンタロ・ジャカルタ(de Dada Bintaro Jakarta)より5名のアーティストが日本を訪れ,本展に参加している。
 
 また、アジア招致部門のアーティスト・講師・学生たちの参加に加え,青少年部門にインドネシア国立高校の作品も加わり,日本のアーティスト,講師,大学生,そして,東京都内の都立高校,私立高校,国立中学校の作品のコラボレーション展示が行われた。
 
 今回で11年目を迎えるアジア国際友好展は,アジアのアーティストたちと美術文化交流を目的とした日本でも数少ない展覧会である。

 伝統文化を支える、若きインドネシアのアーティストらによるオープニングは、満場の人々から拍手喝采を受け、アジア国際友好展に相応しい,華やかなオープニングとなった。

《報告―アジア国際友好展実行委員会》

写真提供:ISBI Bandung /Asia International Friendship Exhibition 2017 OpeningⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 

 

写真提供:ISBI Bandung /Asia International Friendship Exhibition 2017 OpeningⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 


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2017年08月25日

アジア国際友好展2017 「クロス・アジア・クロス・アイデンティティ 「デ・ダダ・ドゥータ・ジャカルタ」4名の作家・・・・・」

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図1『ゴールデン・レイン(Golden Rain)』と題された作品とチャンドラ・マウラナ
(Chandra Maulana)(本人)

写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017
Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

「クロス・アジア・クロス・アイデンティティ 「デ・ダダ・ドゥータ・ジャカルタ」4名の作家・・・・・」

 2017年度のアジア国際友好展は,2017年7月22日(土)-23日(日),東京のエコ・ギャラリー新宿にて開催されました。本展覧会は,《クロス・アジア・クロス・アイデンティティ》をメインテーマとして,アグス・チャハヤナ氏(インドネシア)と(Agus Cahyana/Curator Indonesia),水田 泉氏(日本)(Mizuta Izumi/ Curator Japan)の両名がキュレーターを務めました。

 本展覧会の《アジア招致部門》には,インドネシア芸術文化大学バンドゥン校(ISBI Bandung)の講師と学生,デデ・ダダ・ビンタロ・ジャカルタ(de Dada Bintaro Jakarta)より5名の作家, アルミ二(Alumni-ISBI bandung)より4名の作家,テレコム大学(Telekom University),マラナタ・キリスト教大学(Maranatha Cristian University)より学生の作品,アジア招致アーティスト,インバリッド・アーバン(Invalid Urban),チュチュ・ウィジャジャ(Tjutju Widjaja),また,国立インドネシアの高校より6点の秀作,合計およそ60点にもおよぶ現代アート作品がインドネシアから運ばれ,日本のアーティストらとのコラボレーションにより展示開催されています。

 本展は《クロス・アジア・クロス・アイデンティティ》を主題とし,インドネシアの作品は《多様なるインドネシアの現代アートの世界》とテーマづけられています。

 本年度は,インドネシア・ジャカルタよりデ・ダダ・ビンタロ・ジャカルタ(de Dada Bintaro Jakarta)を主催するチャンドラ・マウラナ(Chandra Maulana),フィフィ・ラハミー・オクティニ(Fifi Rahmi Oktini),ヤニ・ファトマワティ(Yeni Fatmawati),エドウィン・マカリム・ヤヌアール(Edwin Makarim Yanuar)の4名がアーティスト・トークへ参加しました。

 『ゴールデン・レイン(Golden Rain)』と題された,チャンドラ・マウラナ(Chandra Maulana)の作品は(図1),インドネシアの伝統的な祝福をもたらす雨という意味が込められており,『シラット(Silat)』は,シラットが攻撃のためのイベントではなく,平和のためのインドネシアの伝統の文化について語っています。

 『プスパ・バンサ (Puspa Bangsa)』『プスパ・ペルソナ(Puspa Pesona)』『プスパ・ランカ(Puspa Rangka)』と題された,3つ花のシリーズは,女性作家,ヤニ・ファトマワティ(Yeni Fatmawati)が描いた作品です。(図2)ヤニ・ファトマワティ(Yeni Fatmawati)は,インドネシアを代表する3つの花を鮮やかな色彩で表現しています。そして,『違法伐採(Illegal Logging)』と題された彫刻の作品は,人間と動物の関係性を意図し,不法伐採の批判である森林破壊によって動物の居場所が奪われていることを示唆します。

図2『プスパ・ランカ(Puspa Rangka)』と題された作品とインドネシア女性作家,ヤニ・ファトマワティ(Yeni Fatmawati)(本人)写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”


 『ブリタム(客人)(BERTAMU)』『キナシ―(Kinasih)』と題された絵画作品,『Kinasih 01.02.03』と題された彫刻の作品は,女性作家,フィフィ・ラハミー・オクティ二(Fifi Rahmi Oktini)が制作した作品です。「BERTAMU」には,日本とインドネシアの履物が一対ずつ描かれた作品は,若い日本女性とインドネシアの男性との友好の関係性が伺い知れます。『Kinasih』には,あふれ出る母の愛が表現されています。(図3)

図3『ブリタム(客人)(BERTAMU)』と題された作品とインドネシア女性作家フィフィ・ラハミー・オクティ二(Fifi Rahmi Oktini)(本人) 写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017,Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”


 『コーヒーとラピス(Coffee&Kue Lapis)』と題されたインスタレーション絵画作品は,エドウィン・マカリム・ヤヌアール(Edwin Makarim Yanuar)が制作した沙作品であり,インドネシアのコンセプトを表現しています。そして,「友情の杯(MEMEGANG CANKIR)」と題された彫刻の作品は,インドネシアと日本の友好を示唆する彫刻作品となりました。

図4『コーヒーとラピス(Coffee&Kue Lapis)』と題された作品とインドネシア作家,エドウィン・マカリム・ヤヌアール(Edwin Makarim Yanuar)(本人) 写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017,Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 デデ・ダダ・ビンタロ・ジャカルタは,チャンドラ氏を中心に,インドネシア国内の展示をはじめ,ヨーロッパなど国際展で活躍するアーティストである。本年度は,アジア国際友好展のメインテーマ《クロスアジア・クロスアイデンティティ》を表現した秀作が多数展示されました。

 また,本展には,アンディ・ソピアンディ(Andi Sopiandi),チュチュジュ・ウィジャジャ(Tjutju Widjaja)をはじめとする,バンドゥンのアーティストらも参加しており,『ジャワの山々(JAVA MOUNTAIN)』と題された,アンディ・ソピアンディ(Andi Sopiandi)の作品は,美しきインドネシアの風景を主題にしたジャワの山々が表現されている。
 そして,『静寂(Menanti)』と題された,女性作家,チュチュジュ・ウィジャジャ(Tjutju Widjaja)の作品には,何かを待つ,印象的な子供が表現されている。

 本年度のアジア国際友好展は,キュレーターのアグス・チャハヤナ(Agus Cahayana)より,インドネシアの作品についての作品紹介と解説が加えられた。そして,インドネシアと日本の交流活動を牽引するアグス・チャハヤナ(Agus Cahayana)から,日本の展示作品についても称賛の言葉が述べられた。

 2018年は,日本とインドネシアは国交樹立60周年となる記念すべき年となる。アジア国際友好展のオープンニングで謝辞を述べた,インドネシア副大使のベン・プルサカ・ドラジャット氏が述べているように,来年度も引き続き,美術を介した友好の輪が広がることが期待される。

《報告―アジア国際友好展実行委員会》





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2017年08月25日

アジア国際友好展2017 国立インドネシア高校 優秀入賞作品

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図1 ムハンマド・ルクマン・リザルディ (Muhammad Luqman Rizaldi), アンバラワ 第1 国立高等学校(SMAN 1 Ambarawa), 作品タイトル「入魂」(Judul Karya : PETRUK TAMASHI)
写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 

「アジア国際友好展2017 国立インドネシア高校 優秀入賞作品・・・」


 2017年7月「アジア国際友好展2017」が東京都新宿区のエコ・ギャラリー新宿にて開催された。アジア国際友好展の会場には,国立インドネシアの高校より,インドネシアのコンペティションにて,優秀作品に選ばれた学生の作品が展示された。通年,日本で開催されてきたアジア国際友好展には,児童画部門が設置され,東京都内の小学校・中学校・高等学校の作品が展示されてきた。しかし,インドネシアからの児童画部門の参加は,今年がはじめてのことである。
アジア国際友好展2017の会場には,インドネシアの学生らがイメージする日本,そして,展覧会のコンセプトである《クロス・アジア》をテーマにした作品が展示された。

 2017年度,栄えある「日本-インドネシア・クロス・アイデンティティ大賞」には,ムハンマド・ルクマン・リザルディ (Muhammad Luqman Rizaldi), アンバラワ 第1 国立高等学校(SMAN 1 Ambarawa), 作品タイトル「入魂」(Judul Karya : PETRUK TAMASHI)が選出された。(図1)

 アジア国際友好展の会場には、リウィタ・クォリー・リトフィアー(Luwita Qori Lutfiah), チランジャン 第1 国立高等学校(SMA N 1 Ciranjang),作品タイトル「アサは,文化をもたらす」(Judul Karya : BUDAYA MEMBAWA ASA)(図2),ムハンマド・ギナン(Muhammad Ginan), チアンジュール 第2 国立高等学校(SMA N 2 Cianjur), 作品タイトル「アジアの美」(Judul Karya : ASIAN BEAUTY)(図3),ファクー・ファイサル・バシリ(Faqih Faisal Basri), チラジャン 第1 国立高等学校(SMA N 1 Ciranjang), 作品タイトル「わたしからあなた,それは,やがて,私たちへ・・・」(Judul Karya : DARI AKU DAN KAMU MENJADI KITA)(図4),シャファ・キンタ・アンジャニ(Shafa Kinta Anjani), バンドゥン 第12 国立高等学校(SMA N 12 Bandung), 作品タイトル「多様なる文化 21世紀へ」(Judul Karya :KEBERAGAMAN BUDAYA ABAD KE-21)(図5)そして,インドネシアの学生たちによって投票が実施され,最優秀賞を受賞した,フェイダンティ・ササビラ(Feidanty Sasabilla), バンドゥン 第1 国立高等学校(SMA N 1 Bandung), 作品タイトル「インドネシアの文化,そして,日本の文化」(Judul Karya: CULTURE OF INDONESIAN AND JAPANESE CULTURE)(図6)の作品も展示された。

 アジア国際友好展の児童画部門は,インドネシア芸術文化大学ファインアート学科(ISBI Bandung department Fine Art),アート・リンク(ARTLINC),ギャラリー明日夢アートスペース(Gallery Asumu Art Space)との協力をはじめ,本年度は,デ・ダダ・ビンタロ・ジャカルタ(de Dada bintaro Jakarta),キラマ・ユダ・ティガ・ブリアン・モータースKrama Yudha Tiga Berlian Motorsとガルーダインドネシア(Garuda Indonesia)の協賛も受けている。

 そして,会場内には,東京都内の中学校・高等学校の作品も展示され,油彩画,アクリル画,CGグラフィックなどの作品も紹介された。

 本年度からインドネシアの高校も賛同し,会場内に展示された「アジア国際友好展2017-児童画部門」に展示されたインドネシア国立高校の秀作に,アジア美術文化協会より表彰カップならびに表彰状をはじめ,参加者全員に東京都台東区で美術教具、画材販売をはじめて100周年を迎える老舗,田中キンカ堂(http://www.e-kinkado.co.jp/)より,スケッチブックと絵の具一式のセットが受与された。(図7)

 来年度のアジア国際友好展児童画部門は,インドネシア全土の国立高等学校(SMA)国立高等専門学校(SMK)国立工業高等学校 (MA)学生からも作品公募を予定している。このような国境を越えた美術の文化交流が,若い世代から始められることは,本当に素晴らしいことである。来年度,開催されるアジア国際友好展の友好のシンボルになると期待される。

《報告―アジア国際友好展実行委員会》

 

図2 リウィタ・クォリー・リトフィアー(Luwita Qori Lutfiah), チランジャン 第1 国立高等学校(SMA N 1 Ciranjang),作品タイトル「アサは,文化をもたらす」(Judul Karya : BUDAYA MEMBAWA ASA) 
写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

図3 ムハンマド・ギナン(Muhammad Ginan), チアンジュール 第2 国立高等学校(SMA N 2 Cianjur), 作品タイトル「アジアの美」(Judul Karya : ASIAN BEAUTY)
写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

図4 ファクー・ファイサル・バシリ(Faqih Faisal Basri), チラジャン 第1 国立高等学校(SMA N 1 Ciranjang), 作品タイトル「わたしからあなた,それは,やがて,私たちへ・・・」(Judul Karya : DARI AKU DAN KAMU MENJADI KITA)
写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”


図5 シャファ・キンタ・アンジャニ(Shafa Kinta Anjani), バンドゥン 第12 国立高等学校(SMA N 12 Bandung), 作品タイトル「多様なる文化 21世紀へ」(Judul Karya :KEBERAGAMAN BUDAYA ABAD KE-21)
写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

図6 フェイダンティ・ササビラ(Feidanty Sasabilla), バンドゥン 第1 国立高等学校(SMA N 1 Bandung), 作品タイトル「インドネシアの文化,そして,日本の文化」(Judul Karya: CULTURE OF INDONESIAN AND JAPANESE CULTURE)
写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

図7 写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 Artist Talk ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

 

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2017年08月25日

アジア国際友好展2017 報告書 PDF

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写真提供:ISBI Bandung / Asia International Friendship Exhibition 2017 ⒸAsia Art and Culture Association , All Right Reserved “Gallery Asumu Art Space”

《クロス・アジア・クロス・アイデンティティ、そして、アジアの現代アートとは・・・・》


《アジア国際友好展2017》は,《 クロスアジア・クロスアイデンティティ》と題し,東京のエコ・ギャラリー新宿にて,インドネシア芸術文化大学バンドゥン校(ISBI Bandung)の講師と学生,デデ・ダダ・ビンタロ・ジャカルタ(de Dada Bintaro Jakarta)より5名の作家, アルミ二(Alumni-ISBI bandung)より4名の作家,テレコム大学(Telekom University),マラナタ・キリスト教大学(Maranatha Cristian University)より学生の作品,アジア招致アーティスト,インバリッド・アーバン(Invalid Urban),チュチュ・ウィジャジャ(Tjutju Widjaja),また,国立インドネシアの高校より6点の秀作,合計およそ60点にもおよぶインドネシアからの現代アートの作品と日本のアーティストら作品およそ70点とのコラボレーションにより展示開催されました。

 本展は《クロス・アジア・クロス・アイデンティティ》を主題とし,日本の作品は《多様なるアジアの美術-伝統/革新,そして,現代アートへの融合》とテーマづけられています。この展覧会の意義は,日本とインドネシアにおける現代アートの兆候,そして,現代アーティストらが創り出す作品テーマ,同時に両国の美術教育方向性を垣間みる機会でもあり,日本で催される展覧会のなかでも,インドネシアからのアーティストらと対話が可能なとても貴重な展覧会の一つでもあります。

 本展が重要な展覧会である理由のひとつに,日本においてアジアの美術を学ぶ機会がとても少ないことが指摘されます。とりわけ,日本でアジア美術への関心が高まっていったのは,1990年以降であり,主に,アジアにおける近代美術史の展覧会に端を発し,その後は,アジアにおける現代アートの展覧会が催されてきました。アジアの美術に対して,多くは異文化に対するエキゾチシズム,そして,失われた伝統に対するノスタルジー,または,アジア圏に共通する特有の西洋由来の「美術」に対する近代と伝統という普遍的な問題としたテーマが重要視されてきました。

 しかし,現代アジア作家たちが近代と伝統という問題だけにとらわれているのではなく,むしろ,各々の作家が何を目的に何をテーマに作品を作りだし,また,どのようなアートを美術教育のなかで伝えていくべきかを問いかけます。

《多様なるインドネシアの現代アート》と題された作品群は,インドネシア独自の美術性と存在と輝きを放っていると考えられます。これらのアート作品の輝きは,インドネシアの現代アーティストらが各々に持つ,共同体,もしくはインドネシア国家への帰属意識(アイデンティティ)にあり,我々,日本人のアイデンティティとは異なります。

 クロス・アジア・クロス・アイデンティティというテーマを通じて,日本の若手アーティストが「アジアの現代美術とは何か」そして,私たち日本人にとって,「アートとは何か」を今一度,問いかける機会になると期待されます。

アジア国際友好展 2017
代表 キュレーター水田泉 


 【英訳】

《What is Cross Asia Cross Identity and Asian contemporary art… 》


This year's Asia International Friendship Exhibition, Indonesia art works entitlement of "The Diversity of Indonesian Contemporary Art" exhibition at Eco Gallery Shinjuku in Tokyo. Asia International Friendship Exhibition to invite lectures and youngest artists from ISBI Bandung,de Dada Bintaro Jakarta,Alumni(ISBI bandung),Telkom University, Maranatha Cristian University,as invitation Artists
Tjutju Widjaja and Invalid Urban also National Indonesian High Schools.

This Year’s collaborated with Indonesian and Japanese artists, youngest artists and students, also more than 60 pieces excellent art works exhibited from Indonesian artworks and more than 70 pieces from Japanese artworks. The theme of this exhibition is "Cross Asia Cross Identity", and Japanese art works entitlement of " Diversity of Art in Japan:tradition/ innovation and fusion into new media and
contemporary art".

The significance of this exhibition, indications of contemporary art in Japan and Indonesia, how theme created by contemporary artists, and opportunities to be understood the direction of art education in both countries.

Among the exhibitions held in Japan, it is considered a very valuable exhibition that is possible to direct dialogue with lectures and artists from Indonesia.
And one of the reasons that is very valuable, because the knowledge and understanding of about Indonesia art in Japan.

As an important thing in this exhibition is that Indonesian contemporary art without being caught by modern and traditional. Add thoughts each Indonesian contemporary artists, understanding of direction art works concept.

In other words, it is also the purpose of art education. Through of Asia International
Friendship Exhibition, also Japanese catch and discover with wonderful glow from the Indonesia art works.

Because Indonesian contemporary artists has their own identity as belonging to the sociality and community. It is also different from Japanese artist’s identity. Through the Indonesian art work "The Diversity of Indonesian Contemporary Art", understanding multicultural and globalization, and also Japanese youngest artists feel so catch "Cross Asia Cross Identity "from Indonesian contemporary art.

This theme is expected to be an opportunity for Japanese youngest artists to ask for something "What is important about Asian contemporary art".

Curator of
Asia International Friendship Exhibition 2017
IZUMI MIZUTA

 

 

《アジア国際友好展 会員向け》
(お名前、所属をお知らせいただき、
 accaasia@gmail.com メール送信してください。)


アジア国際友好展 2017 報告書 PDF FILE

 

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2017年08月26日